研究課題
若手研究(B)
12世紀の北宋末期の中国では、公文書を石碑上に精巧に復原して刻ざむ石刻「文書」が出現した。その石刻「文書」は中国において20世紀初頭まで作成され続ける。本研究では、宋金元代において石刻「文書」がどのように中国に定着していったのかを、歴史学の立場から考察した。その際、石刻「文書」を政治・文化・地域の凝集物として位置づけ、美術史や宗教学といった多分野を横断する研究成果を国際的に発信した。
宋金元代中国史