研究課題
若手研究(B)
本研究では、隋唐都城の都市空間(里坊)に注目し、その構造と東アジアへの展開過程を明らかにした。具体的には、里坊出現期の南北朝都城として北魏洛陽城・北斉ギョウ城、里坊完成期の隋唐都城として長安城・洛陽城の平面構造を、発掘に基づく造営尺を踏まえて、衛星画像を用いた地理情報空間の中で復原した。さらに、その成果を日本平城京・渤海上京城と比較し、東アジアへの里坊の展開過程の実態を明らかにした。
東アジア考古学