研究課題
若手研究(B)
本研究では、これまで実態が不明であった坂田寺SG100出土土器群の全体像を明らかにし、その年代的位置づけについても一定の見通しをつけることができた。また、SG100出土資料と難波宮跡から出土した土器群の様相比較から、前期難波宮の主要殿舎が孝徳朝に全て完成していたかどうか、再検討の余地があることを指摘した。前期難波宮の造営過程やその年代につき、検討課題を明らかにできた点は重要である。
日本考古学