本研究は,日本の郊外住宅地で持続的で良好な居住環境を維持する仕組みを構築するため,住宅地の維持管理システムで先進しているカナダの主要都市について,地誌学的な研究手法で調査を行い,日本の都市における住宅地の維持管理システムと比較する.これにより,日本に応用可能な住宅地の維持管理システムを明らかにすることを目的とした. 初年度は,カナダでの現地調査と権威との議論を行った。翌年には,都市の居住環境の維持管理に関して,日本の都市とは異なるメカニズムで問題に直面する欧州都市を訪問し,関係団体へのインタビュー調査を実施した。翌年は,北米都市での居住環境の実態調査等を行った。一連の成果を国際学会で発表した。
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