最終年度である平成28年度は、研究の成果のとりまとめおよび成果発表を行った。 まず、国際組織の実務家・研究者に広く読まれている雑誌「国連ジャーナル」に本研究の問題意識および成果の一部を発信することができたのは大きな成果であった。 また、近年国連において議論が進む、国家管轄権区域外における海洋生物多様性(いわゆるBBNJ)に関する条約交渉についても、本研究の知見を踏まえた研究成果を公表することができた。具体的には、国際法学会2017年度の研究大会および第6回日中海洋法ワークショップでの口頭報告の機会を得た。
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