研究課題
若手研究(B)
「国際組織のアカウンタビリティ」という概念は、今日広く用いられるようになっている。本研究では、この概念の形成過程を探り、その上で、現段階でどの程度国際法において受容されているかを明らかにした。少なくとも学説および国際組織の実行においてはこの概念が受容されていることには疑いはない。しかし他方で、概念はまだ収斂の途上であり、現段階では極めて多義的であること、加えて、裁判や実定国際法にはまだ反映されていないこと等が示された。
国際公法