今年度の研究実績の概要としては、以下を挙げることができる。 1.2017年5月、日本NPO学会第19回年次大会「NPOと政治」スタディグループ・パネルにおいて、「アドボカシー研究の現状と課題」と題する研究報告を行った。2.日本NPO学会の査読学会誌『ノンプロフィット・レビュー』17巻1号に「政府への財政的依存と市民社会のアドボカシー ―政府の自立性と逆U字型関係に着目した新しい理論枠組み―」と題する論文が掲載・公表された。3.2017年7月、東大手の会主催「NPO法制定の意義に学び、NPOの今日的社会価値を創造するセミナー」において「NPOの社会的価値を考える~市民社会論の視点から~」と題する招待講演を行った。4.2017年10月、後房雄教授との共著で「日本におけるサードセクター組織の現状と課題―平成29年度第4回サードセクター調査による検討―」と題する論文をRIETI Discussion Paper Series17-J-063で公表した。5.2017年11月、日本公共政策学会の査読学会誌『公共政策研究』17号に善教将大准教授との共著で「何が寄付行動を促進するのかーRandomized Factorial Survey Experimentによる検討ー」と題する論文が掲載・公表された。6.2018円2月、NPO法人Grassroots Japan主催「グラスルーツスクール」開校式において、「日本型市民社会の現状と課題」と題する招待講演を行った。7.2018年3月、「議員行動とNPO政策ーNPO政策を推進するのは誰かー」と題する論文を執筆完了した。同論文は2018年6月の日本NPO学会第20回年次大会で報告予定である。8.関西大学法学研究所『研究叢書』第58冊に「地方議会選挙と女性政策ー選挙公報を用いた試論的分析ー」と題する論文を公表した。
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