研究課題
若手研究(B)
本研究では、1980年代の日本・米国・西欧の国内で生じた、中距離核兵器パーシングⅡの欧州配備や戦略防衛構想(SDI)計画といったレーガン政権の安全保障政策への反対を、自国の外交政策の道具として利用しようとしたソ連の平和攻勢について、一次史料に基づく分析を行った。また、このようなソ連の平和攻勢に対抗して、日本と米国が極東アジア部の中距離核兵器撤去をソ連に迫るために、日米両国で行われた核軍縮問題に関するインテリジェンス分析の役割について考察した。
国際関係論