• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実施状況報告書

平和構築における法の多元性に関する研究-治安部門改革(支援)に着目して

研究課題

研究課題/領域番号 26780109
研究機関広島市立大学

研究代表者

古澤 嘉朗  広島市立大学, 国際学部, 講師 (20612922)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード平和構築 / 国家建設 / 治安部門改革 / 法の多元性 / ケニア / シエラレオネ / アフガニスタン / タンザニア
研究実績の概要

3年目にあたる2016年度は引き続き事例の情報収集と情報の整理・分析に努めた。2016年5月にはクロアチアで開催されたInternational Union of Anthropological and Ethnological Sciences Inter Congressにて本研究の事例の1つであるケニアについて、2017年2月には広島市立大学広島平和研究所「人間の安全保障研究会」にて本研究の事例の1つであるアフガニスタンに関する口頭報告を行った。クロアチアでは「Divided Views on Community Declarations from northern Kenya」という報告を「Never-ending Nation-building? Examining “Frontiers” of Contemporary Modern States」というパネルで行った。広島平和研究所では「紛争後社会における警察改革(支援)-アフガニスタンの事例の位置付けに関する考察」という報告を行った。2016年9月にはアイルランドで開催されたConflict Research Societyに参加し本研究の事例の1つであるシエラレオネについての情報収集を行い、2017年3月にはシエラレオネにて実地調査を行った。シエラレオネ滞在中は主に首都フリータウンで有識者(シエラレオネ大学教授、シエラレオネ政府関係者、英国国際開発省職員、NGO職員等)、そして3月10日は地方都市モヤンバで現地関係者への聞き取り調査を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

シエラレオネでの実地調査も無事に終えることができた。ただ、90年代の内戦の傷跡が大きいシエラレオネでは植民地時代の資料の多くが紛失していたことから、イギリスの資料館へ情報収集に行く必要がある。

今後の研究の推進方策

最終年度にあたる2017度はこの3年間調査してきたことをアウトプットする。2017年5月に日本アフリカ学会学術大会にてシエラレオネについての口頭報告を行い、報告を論文としてまとめたものが『国際安全保障』特集号に収録される予定である。本研究の全貌については2018年度に公刊を予定している『国際政治』特集号にも収録される予定である。また、9月にイギリスで開催される研究大会にも報告することを申請中であり、可能であればそこでも報告を行う。イギリス滞在中にロンドンの資料館に寄り、ケニアとシエラレオネの植民地時代に関する資料も収集することができればとも考えている。

次年度使用額が生じた理由

以前として治安上の理由によりケニア北部のワジールへ行くことはできない。

次年度使用額の使用計画

この経費を2017年秋に予定しているイギリスの公文書館での調査に充てることにする。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 紛争後社会における警察改革(支援)-アフガニスタンの事例の位置付けに関する考察2017

    • 著者名/発表者名
      古澤嘉朗
    • 学会等名
      人間の安全保障研究会・広島市立大学広島平和研究所
    • 発表場所
      広島市立大学
    • 年月日
      2017-02-23
  • [学会発表] Divided Views on Community Declarations from northern Kenya2016

    • 著者名/発表者名
      Yoshiaki Furuzawa
    • 学会等名
      International Union of Anthropological and Ethnological Sciences Inter Congress
    • 発表場所
      Dubrovnik, Croatia
    • 年月日
      2016-05-04
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi