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2016 年度 研究成果報告書

国際資本市場と銀行システムの脆弱性に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26780123
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 理論経済学
研究機関首都大学東京

研究代表者

松岡 多利思  首都大学東京, 社会科学研究科, 准教授 (70632850)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード金融危機 / 資本流入 / 流動性
研究成果の概要

本研究では簡潔な銀行理論モデルを構築し、資本流入と銀行危機の関係性について分析した。本理論モデルでは2つの均衡が導出され、1つは銀行危機が生じない均衡、もう一つは銀行破綻と資産価格の暴落がある確率で生じる均衡である。後者の均衡は、主に新興国の金融危機で観察されるいくつかの要素を捉えており、危機発生のメカニズム解明に貢献した。また、従来金融システムの安定化に貢献すると考えられていたマクロ政策、流動性規制政策や預金保険政策、が実はシステムを不安定化させる要素があることが判明した。今後の政策立案に対する重要な示唆を提供するものであると考えられる。

自由記述の分野

銀行理論、貨幣理論

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公開日: 2018-03-22  

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