研究課題
若手研究(B)
本研究には大きく分けて二つの学術的貢献があった。(1)名目金利の非負制約の存在によって定常状態におけるインフレ率が負となる「デフレ均衡」が生じるモデルを構築し、日本のマクロ経済データを用いて推定を行うことによって、近年の日本経済の特徴を明らかにした。(2)名目金利の非負制約を考慮せずにモデルを推定すると、モデルのパラメータおよび自然利子率といった潜在変数の推定値に大きな歪みが生じることが分かった。
マクロ経済学、金融政策