研究課題
若手研究(B)
金融政策がイノベーションと経済成長に与える影響に関して、さまざまな観点から、定性・定量分析を行った。中心的な研究成果は2017年度に European Economic Review 誌に公刊した。企業の異質性と参入コストを考慮すると、金融政策による長期的なインフレーションの上昇が、逆U字型の成長効果を持つ可能性がある。つまり、低すぎるインフレは、高すぎるインフレと同様、経済全体のイノベーションや成長、経済厚生を阻害するかもしれない。 なお、この研究を含め、本計画の成果の大半は、国際共同研究(スイス、フランス、中国、台湾)として行われたことを付記する。
マクロ経済学