研究課題
若手研究(B)
本研究は、2009年5月から2011年3月まで実施された「家電エコポイント制度」による家庭部門の省エネ効果を検証するため、消費電力の多いエアコンを対象に分析を行った。約700世帯を対象にアンケート調査を行い、過去2年分の電気使用量明細データから、買替による節電効果を月ごとに検証した。その結果、季節ごとに節電効果の有無や大きさが異なった。春や秋などの比較的穏やかな気候の季節では、節電効果が見られたが、夏と冬にはリバウンド効果の影響で、買替による節電効果が相殺される結果となった。
環境経済学