研究課題
若手研究(B)
本研究では、主に、第三国市場からの距離が非対称である2つの国の間での企業立地行動について分析する理論モデルを構築した。具体的には、2つの国を、企業が生産拠点とするホスト国とし、各国政府は租税競争(政策競争)を行うとする。非協調的に政策競争を行う場合と、協定締結等により企業に課す税の大きさについて統一する協調政策を行う場合での企業立地のパターンについて分析する理論モデルを構築し、企業の立地パターンを示した。また、賃金格差を考慮した企業立地を分析するための最も基礎的なモデルの構築ができた。
経済学