2017年6月末に米国のサンディエゴで開催されたWestern Economic Association Internationalに参加して研究報告、セッション座長、討論者の活動をおこなった。具体的には、「Banking Network Multiplier Effects on Cross-Border Bank Inflows」という研究報告を「Currenct Account Adjustment and CrossBorder Flows」セッションでおこない、カルフォルニア大学アーバイン校のNikolaos Charalampidis氏とディスカッションした。次に、「Capital Flows and International Transmission」セッションで座長を務めた。同時に、同じセッションで国際決済銀行(BIS)のElod Takats氏の研究報告(The Currency Dimension of the Bank Lending Channel in International Monetary Transmission)の討論者を務めた。
2017年9/8と9/9に神戸大学で開催された第14回 Modern Monetary Economics Summer Institute (MME SI) in Kobe:「グローバル流動性のリスクマネジメント」で2つの研究報告をおこなった。前者は「グローバル流動性:概念整理と展望」で、神戸大学大学院経済学研究科の松林洋一教授との共同研究である。後者は「ユーロ域内の銀行貸出の非対称性」である。なお、その後、後者の研究報告を「Spillover Effect of Non-core Liability in the Euro Area」という英文の論文の形に加筆修正して、海外査読付きジャーナルに投稿したが、現在は審査結果を待っている段階である。
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