研究課題
若手研究(B)
地方企業に対して 地域社会が保有した機能を「社会的基盤」と命名した.宇部の炭鉱株主が定住社会による長期的な関係(社会的基盤)を持ち,これが複数回にわたる取引を可能かつ容易にし,固定資本のかかる製造業の設備投資を支え,企業の競争力につながったことを実証した。地方に継続的な資本蓄積が可能な企業機会が存在したために「動機としての地域社会」が意味を持ち,地域工業化の成功が可能となったことを指摘した。
日本経済史・経営史