本研究の3年間の成果は以下のように要約することができる。まず、26年度には、日本、韓国、中国などにおける探索的な事例研究の実施と、活発な国内・海外学会での報告を主要な活動とした。続く27年度には、「製品開発の現地化」に関する今までの研究をまとめたうえで、26年度の研究成果を加えた形で出版作業に取り組んだ。その成果として、27年の12月に有斐閣より『製品開発の現地化:デンソーにみる本社組織の変化と知識連携』が出版された。研究の最終年度である28年には、研究成果をまとめ国内・海外学会で発表しながら、海外ジャーナルへの論文投稿に主力した。
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