若手研究B基金(平成26年~平成28年)により「組織代理学習の経路モデルとその有効性:グローバル航空事故を用いた実証分析」の研究プロジェクトを行うことができ、以下の実証論文の投稿やジャーナル掲載、国内外学会や研究会での発表・参加を行うことができた。 第1に、本基金の支援を受けて作成された実証論文の"Sensitivity of alliance termination to prealliance conditions: expectation effects of alliance partners"が、国際学術ジャーナルであるOrganization Studies誌への掲載が決まった(DOI: 10.1177/0170840616663244)。 第2に、実証論文の"Vicarious learning from organizational crisis in the international context: A comprehensive model"を作成した。本論文の完成度と正確性を高めるため、国内研究会だけでなく、オーストラリアと韓国の経営関連学会や国際ワークショップなどで発表を行いフィードバックを頂戴しているが、本基金によりそのプロセスが可能であった。本論文の修正バージョンは現在、国際経営分野の世界トップジャーナルに投稿している。 第3に、本基金の支援を受けることにより、東京で開かれたプログラミング講習会への参加することができ、本研究における分析の厳密性を高めることができた。また、国内グローバル航空会社や国土交通省などとのインタビューを行うことが可能となり、研究に必要とされる定性的情報を反映することができた。
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