| 研究課題/領域番号 |
26780247
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| 研究機関 | 筑波大学 |
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研究代表者 |
岡田 幸彦 筑波大学, システム情報系, 准教授 (80432053)
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| 研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| キーワード | サービス / 原価計算 / 原価管理 / 原価企画 / コスト意識 / 実証分析 |
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| 研究実績の概要 |
本研究は、わが国サービス企業における原価計算・原価管理の成功モデルを実証的に考察することを目的としている。その手段として、過去の科学研究費補助金によって行われた2008年度調査および2011年度調査に継ぐ、2015年度調査を計画している。
本研究プロジェクトの初年度である今年度は、先行研究の調査および現地調査等を重点的に行い、来年度行う予定である2015年度調査における調査計画、取り扱う概念の選定、質問項目の作成を進めた。特に、原価計算・原価管理の成功モデルを考察するうえで欠かせないと考えられる企業の「コスト意識」について、どのように定義し、どのように測定するかについて、共同研究者および実務家有志と議論を積み重ねた。
あわせて、2011年度調査の結果をもとにしたサービス原価企画の実態分析を行い（岡田・堀, 2014）、（１）原価企画的であるサービス企業は、全体の15%程度である、（２）原価企画的であるサービス企業こそが、岡田（2010）の発見に類する活動を体系的かつ綿密に行っている、（３）競争劣位のサービス企業には、原価企画的なサービス開発をする余裕がない、（４）サービス原価企画には、競争劣位を回避する防御効果（protective effects）がある、という4つの可能性が示唆された。
今年度の研究実績によって、来年度実施予定の2015年度調査によって明らかにしたい原価計算・原価管理の成功モデルの土台が形成されたといえる。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
交付申請書に記載した内容通り、実証的研究を進めることができたため。
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| 今後の研究の推進方策 |
わが国上場サービス企業を対象とした原価計算・原価管理実践に関するアンケート調査（2015年度調査）を無事に終了させる必要がある。調査票の質や社会経済の状況等に応じて柔軟に調査時期を移動させる予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
出張旅費に少額の端数としての残高が生じました。
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| 次年度使用額の使用計画 |
アンケート調査経費に使用します。
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