研究課題
若手研究(B)
本研究では、既存のエイジェンシー理論に依拠したモデルに規範への信奉やアイデンティティなど心理的な要素を加味した会計研究を行った。かかる要素はこれまで十分に考慮されてこなかった。本研究はその意味で新しいモデルに基づき分析するとともに、2つの応用論点へと展開した。すなわち、第1に心理的要素がプリンシパルにとって観察不能であるようなケース、そして第2に、心理的な要素を考慮したうえでトップダウンとボトムアップという分権化の是非を考察することである。
会計学