研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は金融危機における会計制度の機能および限界を解明することであった。本研究は次の5つの成果を得た。すなわち、(1)利益から株主資本簿価への価値関連性のシフト、(2)企業価値評価における収益性から財務安全性へのシフト、(3)期待外利益と期待外株式収益率の関数形の変化、(4)コーポ―レートガバナンスがもたらす利益の時系列におけるクロスセクショナルな相違、(5)value-relevance研究における実証モデルの問題点である。
財務会計