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2017 年度 実績報告書

資源動員プロセスにおける管理会計の役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26780266
研究機関広島経済大学

研究代表者

天王寺谷 達将  広島経済大学, 経済学部, 准教授 (60709773)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードイノベーション / マテリアルフローコスト会計 / 戦略面の不確実性 / 影響の幅 / 実践への普及 / 継続的利用
研究実績の概要

本年度の成果は、資源動員に直接関するものと、資源動員の前提条件に関するものと二分できる。
前者については、Robert Simonsの理論に着目した研究、マテリアルフローコスト会計を事例にした研究を行った。Simonsに着目した研究では、戦略面の不確実性のコンテクスト依存的な性質を踏まえた上で戦略面の不確実性と管理会計情報の関係性を捉える研究や、影響の幅を広げるという観点から、イノベーション促進の局面での管理会計情報の構築的役割を捉えた経験的研究などがイノベーションを促進する管理会計の役割の理解を進めるために必要であることを明らかにした。マテリアルフローコスト会計を事例にした研究では、マテリアルフローコスト会計がイノベーションを促進するための方策として、エンジニアがマテリアルフローコスト会計のデータを活用した新技術の提案を行うことができるような組織体制・システムを構築すること、過品質をキーワードにし、サプライヤーとコミュニケーションを行うこと、サプライヤーから信頼を得る手段として「共有されている期待」を表すロードマップを作成し、それにトップマネジメントが正当性を付与すること、資源生産性に関する目標を設定し、それを業績評価指標に組み込むこと等を提示した。
後者については、マテリアルフローコスト会計の実践への普及に着目した研究、マテリアルフローコスト会計の継続的利用に着目した研究を、主にEverett M. Rogersの理論を利用して遂行し、様々な形態でマテリアルフローコスト会計が位置付けられることは、普及において重要であり、その適合性を高めることが重要であることや、継続的利用の際の問題として、試行導入後の展開可能性の評価に関する困難性に対処することが重要であること等を明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] イノベーションと管理会計研究の今後の方向性―Robert Simonsの理論面での貢献の考察を足掛かりとして―2018

    • 著者名/発表者名
      天王寺谷達将
    • 雑誌名

      管理会計学

      巻: 26 ページ: 43-60

    • 査読あり
  • [学会発表] イノベーションと管理会計研究の今後の方向性についての一考察―Robert Simonsの理論面での貢献の考察を足掛かりとして―2017

    • 著者名/発表者名
      天王寺谷達将
    • 学会等名
      日本管理会計学会2017年度全国大会
  • [学会発表] Continuous use of materiarl flow cost accounitng2017

    • 著者名/発表者名
      Tatsumasa Tennojiya, Akira Higashida, Hirotsugu Kitada, Jaehong Kim
    • 学会等名
      CSEAR North-Asia Conference 2017
    • 国際学会
  • [図書] マテリアルフローコスト会計の理論と実践2018

    • 著者名/発表者名
      國部克彦、中嶌道靖、Bernd Wagner、東田明、木村麻子、天王寺谷達将、岡田華奈、篠原阿紀、北田皓嗣、岡田斎、岡照二、呉綺、金宰弘、Nguyen Thi Bich Hue、西谷公孝、謝江龍
    • 総ページ数
      320
    • 出版者
      同文舘出版
    • ISBN
      978-4-495-20701-4

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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