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2018 年度 研究成果報告書

非正規滞在者の社会統合を目指す歴史比較社会学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26780272
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 社会学
研究機関神戸大学 (2016-2018)
京都大学 (2014-2015)

研究代表者

朴 沙羅  神戸大学, 国際文化学研究科, 講師 (40726973)

研究期間 (年度) 2015-03-01 – 2019-03-31
キーワード非正規滞在 / 国民国家 / 植民地支配
研究成果の概要

研究期間中に外国人支援のNPOで参与観察を行い、日本国内にてインタビュー調査を行った他、日本国内および大韓民国、アメリカ合衆国の公文書館で太平洋戦争直後の非正規な移住と民間貿易に関する文書を収集した。またフランス・ドイツ・オーストリアにて、難民申請者や移住者を支援するNPO法人や企業、地方自治体から資料を得、ヒアリングを行った。
その結果、研究期間中に博士論文を単著化し、さらに1冊の単著と翻訳書1冊と共編著1冊、査読つきの国際ジャーナルに4本、国内ジャーナルに4本の単著論文が出版された。研究所への項目等執筆、海外研究報告集会での口頭報告や査読なしの論文・文章等の刊行は多数あるが列挙しない。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在の日本社会における非正規滞在者の状況を理解し、統合するためには日本社会や法制度が外国人なるものを継続的に生み出してきた論理を理解することが欠かせない。そのため、本研究期間中には、「オールドカマー」「ニューカマー」に共通する制度的背景とそれを支える諸規範が、日本人ならぬものを外国人として一括することを可能にすること、出入国管理政策は外交政策・国内政治・国際関係と密に連携されていること、ただし行政の裁量権が大きいため、政治レベル・政策レベルで検討され議論されていたこととは異なるロジックによって政策が実施されることが明らかにされた。

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公開日: 2020-03-30  

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