研究課題
若手研究(B)
これまで社会学における野宿者研究は、障害という視点を中心に据えて分析してこなかった。一方、野宿者支援の現場では、本格的に当事者の障害に着目し始めている。そこで本研究は、社会学と現場の互酬的な関係性を意識しつつ、障害をかかえた野宿者への支援という社会的実践に伴う二つの困難を、障害学の知見を援用しながら研究史の文脈で検討した。また本研究は、知的・精神障害をかかえる野宿者がさまざまな他者と出会う中で、脱路上までの間にどのような存在として位置づけられていくのかを考察した。
社会学