地域包括ケアシステムのなかで地域高齢者が自立した食生活を継続するには、低栄養を見据えつつも、より上流で、潜在的な食生活のリスクを拾い上げる仕組みが必要である。そこで、自立した食生活の支援Webシステムとして「食生活サポートナビ」のリニューアルを行った。地域高齢者を対象に実施した調査データをもとに、食品摂取の多様性得点と有意な関連が認められた「ひとづきあい」や「おすそわけ」を含む6項目が食生活チェックに採用された。食生活サポートネットワークの構築には、地域のサービス等の連携とともに、地域高齢者の潜在的な食生活リスクや困りごとのスムーズな受け皿が必要であると考えられた。
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