研究課題/領域番号 |
26780327
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研究機関 | 中部学院大学 |
研究代表者 |
加藤 大輔 中部学院大学, 人間福祉学部, 講師 (00647604)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | クラブハウスモデル / リハビリテーション / 精神障害者 / ヒアリング調査 / 実態調査 / 国際比較 / 国際基準 |
研究実績の概要 |
27年度は、日本、韓国、中国におけるクラブハウスモデルの具体的な実践状況を明らかにするためにヒアリング調査、実態調査を行い、それをもとにクラブハウスの国際会議の分科会で発表した。
1.ヒアリング調査:韓国、中国、台湾のクラブハウスで行った。中国は2015年12月に湖南省長沙市にある「Heartwing Clubhouse」、韓国は2016年3月に釜山市にある「Chamsari Clubhouse」「Songguk Clubhouse」、台湾は2015年5月に台北にある「Easy Clubhouse」「Eedn Clubhouse」に対して行った。 2.実態調査:日本でクラブハウスモデルを展開している5ヶ所に対して、2015年10月に日本クラブハウス連合と協力して行った。調査内容については、日本クラブハウス連合が2010年に行った実態調査表をベースとし、比較することができるようにした。 3.国際会議での発表:コロラド州デンバーで2015年10月に開催された「第18回クラブハウス国際会議」に参加し、分科会「アジアのクラブハウスの問題/課題/成功」の中で日本で行った実態調査の結果を報告し、アジア地域のクラブハウス関係者と意見を交わした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1.ヒアリング調査については、予定していた中国、韓国のクラブハウスに対して行うことができた。また、台湾のクラブハウスへも訪問することができ、聞き取り調査を実施することができた意味は大きいと考えている。 2.実態調査については、日本クラブハウス連合と連携したことで、日本で活動している5ヶ所のクラブハウスに対しての実態調査を円滑に行うことができた。 3.日本のクラブハウスに対して行った実態調査を、クラブハウスの国際会議(分科会)の中で報告することができた。
上記のように、予定していた実施計画にほぼ沿った形で研究活動を行うことができたことを踏まえ、「(2)のおおむね順調に進展している」とした。
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今後の研究の推進方策 |
28年度は、最終年度になるため、下記の3つの内容を中心に研究を実施する。
1.2016年11月、中国の湖南省長沙市で開催される「第5回アジアクラブハウス会議」へ参加する。アジア地域のクラブハウス関係者が集結し、様々な意見交換や各国での取り組み状況等が報告される貴重な機会になると考えている。 2.精神科領域におけるリハビリテーションモデルの一つとして世界的に拡大しているクラブハウスモデルの今後の方向性、またアジア地域における展開方法のあり方を整理するために、世界のクラブハウスを統括している「Clubhouse International」の関係者(代表もしくは研修担当者)に対してヒアリング調査を行う。 3.研究成果等については、関連学会の分科会で発表を行う。
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