本研究は、精神障害者リハビリテーションモデルの1つであるクラブハウスモデルの有効性や効果を明らかにするために、日本・韓国・中国に焦点をあてた比較研究を行った。 その結果、3ヶ国とも37項目で構成された「国際基準」に従った活動を行いつつも、各国の社会状況や精神保健医療福祉の現状も踏まえた実践を展開していた。クラブハウスモデルは「国際基準」といった明確な枠組みがあるからこそ、国や地域が異なったとしても、一定の質や方向性を維持することが可能となる。よって、クラブハウスモデルは地域の実情に応じた柔軟性のある、包括的かつ汎用的な実践モデルの1つとして評価できる。
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