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2014 年度 実施状況報告書

地域包括ケアシステム構築のための地域診断活用支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26780328
研究機関浜松医科大学

研究代表者

岡田 栄作  浜松医科大学, 医学部, 助教 (70711183)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード地域包括ケア / 地域診断
研究実績の概要

第6期介護保険事業計画では,地域包括ケアシステムの構築を目指した計画立案が求められている.日常生活圏域毎のニーズに対応した事業計画を策定するためには,ニーズを個人レベルでなく地域レベルで把握することが必要である.そのための科学的根拠を得るため,平成26年度より,ベンチマークシステムを活用し,データ提供頂いた102 保険者,117 市区町村(2014年10月末現在)に対して「地域診断書」を作成し,自治体が根拠に基づく第6期介護事業計画の策定を行えるように支援を行った.申し込み市町村は2014 年10 月現在、全国36 都道府県102 介護保険者117 市町村の協力が得られ、要介護認定を受けていない65 歳以上の高齢者35 万3655 人から回答を得た.集計項目については,15 指標について集計した.
分析の結果,要介護リスク者などの割合には,市町村間や市町村内に,無視できない格差があることが確認できた.他地域との比較は,当該地域で重点とすべき課題や重点対象地域を設定する根拠となることが示された.
地域診断書作成後,診断結果を踏まえた上で,現場の福祉従事者の意見を集約し,どのように介護保険事業計画を作っていくのか.介護保険事業計画を作成するための対話の機会を提供することを目的として,3回のワークショップを開催した。ワークショップの開催により,地域診断と介護保険事業計画を結び付ける示唆が得られた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

地域診断書を作成して,自治体に配布し,ワークショップを全3回行うことができた.

今後の研究の推進方策

本研究は,地域診断を活用するための支援プログラムを開発することが目的であるため,今後は,3回開催したワークショップの内容を精査し,汎用的なプログラム化が行えるよう研究を進めていく.

次年度使用額が生じた理由

次年度は,ワークショップのプログラム化を行うための委託費とワークショップ開催の交通費が必要になる

次年度使用額の使用計画

ワークショップ委託費10万円,交通費16万円

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (2件)

  • [学会発表] 日常生活圏域ニーズ調査を用いた地域診断書の開発に関する研究2014

    • 著者名/発表者名
      岡田栄作,近藤克則,宮國康弘,尾島俊之,グループJAGES
    • 学会等名
      第73回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      栃木県総合文化センター
    • 年月日
      2014-11-05 – 2014-11-07
  • [学会発表] 日常生活圏域ニーズ調査データを活用した地域診断指標36指標の開発2014

    • 著者名/発表者名
      岡田栄作,近藤克則,尾島俊之,宮國康弘,中村廣隆,JAGESグループ
    • 学会等名
      第55回日本社会医学会総会
    • 発表場所
      名古屋大学東山キャンパス
    • 年月日
      2014-07-12 – 2014-07-13
  • [備考] 介護予防政策サポートサイト

    • URL

      http://www.yobou_bm.umin.jp/

  • [備考] 第6期介護保険事業策定のための日常生活圏域ニーズ調査分析支援のためのHP

    • URL

      http://square.umin.ac.jp/kaigo_bm/kaigo6/index-kaigo6.html

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公開日: 2016-06-01  

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