研究課題/領域番号 |
26780351
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研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
横田 晋大 総合研究大学院大学, その他の研究科, 研究員 (80553031)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 国際情報交換 |
研究実績の概要 |
昨年度は、神戸大学にて実験室実験を実施した。参加者は約80名ほどであった。また、株式会社マクロミルに調査を依頼し、500名のモニターを対象としたデータを取得した。これらの成果は、the 16th annual meeting of the Society for Personality and Social Psychologyや日本行動進化学会第7回大会、日本心理学会第78回大会、日本社会心理学会第55回大会などで発表された。高知工科大学の三船恒裕氏、広島大学の杉浦仁美氏、応用社会心理学研究所の坪井翔氏、北海道大学の李楊氏、William and Marry大学のJoanna Schug氏、慶應義塾大学の増井啓太氏、広島修道大学の中西大輔氏との共同研究も継続している。特に、中西氏との共同プロジェクトである実験プログラムの開発は、商品が完成し、現在、バグ取りを行いながら、ソースコードの公開を準備している最中である。 論文は、第2著者として、社会心理学研究において「実在集団を用いた社会的アイデンティティ理論および閉ざされた一般互酬仮説の妥当性の検討:広島東洋カープファンを対象とした場面想定法実験」が公刊された。その他にも、得られた成果を論文として投稿する準備を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験を実施するために必要なソフトウェアがほぼ完成したことから、今年度から行動を測定する実験を実施することができる。また、神戸大学で採りつづけてきたデータがほぼ集まり、成果を論文化する段階に来ている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の前期において、行動実験を実施する。5月にパイロットテストを行い、6月には本実験を実施する。その後、改良を加えて、後期にデータの収集を行う。 研究成果は、Human Behavior and Evolution Societyや日本心理学会、日本社会心理学会など、国内外の学会に発表し、早急に論文化する。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験計画では、実験プログラムを用いた実験室実験を計画していた。しかし、プログラムの開発が遅れたこと、実験を実施する広島修道大学の実験参加者プールが枯渇してしまったことから、実験を実施することができなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
実験プログラムのバグ確認がほぼ完了したため、今年度の前期に実験を実施する。そのための旅費、謝金、人件費などに使用する予定である。
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