研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,嗅覚刺激によって喚起される未来事象の特徴を明らかにすることと,それらに加齢が及ぼす影響を解明することであった。検討の結果,嗅覚刺激によって喚起された未来事象は情動的でかつ快であり,鮮明であることがわかった。また,若年者の方が高齢者よりも重要でかつ快な未来事象を喚起しやすいなどの加齢の影響が示唆された。これら一連の検討から,嗅覚刺激を用いた高齢者の認知機能における支援について議論が行われた。
認知心理学