本研究の目的は1.協調的学びを取り入れた授業デザインに影響を与え,コンフリクトを起こす可能性のある教師の信念を解明すること,2.協調的学びを取り入れた授業を教師と連携して実施し,その中で多様なアイディアや一人ひとりの知識構成につながる過程とメカニズムを解明すること,3.協調的学びの実践経験が異なる教師間の交流や,実践で生じた児童の理解深化過程を振り返ることを通して,教師の信念がいかに再構成されうるかを検証することである。インタビュー調査およびデザイン研究から,教師の信念の再構成プロセスに関する仮説の生成と支援方法の検討を行った。
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