子どもの抑うつに対する学校場面を利用した早期介入が国内外で広く行われている。Spence&Shortt(2007)や倉掛・山崎(2006)、小関ら(2007)、佐藤ら(2009)は認知行動療法を中心とした介入を行い、抑うつ症状が低減することを報告している。予防的・成長促進的な観点から学級に在籍するすべての児童生徒に対する取り組みが行われている。 そこで本研究では、学校場面において中学高校の生徒を対象とした抑うつの早期介入プログラムの開発を行い、精神障害発症の予防的介入を行う。生徒および保護者に心理教育・認知行動療法の心理学的手法を用いて、症状への理解や対処能力の向上、精神的健康の改善を図る。
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