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2016 年度 研究成果報告書

「非病理的解離」の発生要因及び発生過程の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26780381
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 臨床心理学
研究機関福井大学

研究代表者

廣澤 愛子  福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成・院), 准教授 (10345936)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード解離的対処行動 / 消去・忘却 / 空想的逃避 / 自己の切り離し / 非内省性 / 非共感性
研究成果の概要

本研究では、日常場面で用いられる解離に焦点を当て以下の2点を行った。1)文献研究を通して、日常的解離と病的解離の相違について、自我の関与の程度がその違いを生むことを明らかにした。2)自我の関与がある程度認められる解離を「解離的対処行動」と定義し、尺度を作成した。さらに、他の性格特性との関連を明らかにした。その結果、3因子からなる尺度が作成され、信頼性・妥当性が確認された。また、解離的対処行動は精神的健康度の高いスキルである一方、非共感性・非内省性と関連が見られ、「本人は良いが、周囲は困る」状況を引き起こすことが示唆された。今後の課題は、解離的対処行動が集団に及ぼす影響を明らかにすることである。

自由記述の分野

臨床心理学

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公開日: 2018-03-22  

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