研究課題
若手研究(B)
ネガティブな記憶事象から生じる負の影響をPTGに導くための、転換的語り直しの効果を引き出す個人要因に着目した新たな心理的回復・成長モデルの構築を目指した。4つの調査の結果、語り直しの2段階モデルを提案した。第一段階では、語り手は出来事の再体験を繰り返すことでネガティブな感情を制御することを目的とした語り直しを行う。第二段階では、否定的感情を排除した認知的コーピングを用いた転換的な語り直しの反復に移行する。このプロセスが、個々人をPTGに導く重要な要素であると考えられる。
心理学