小児がん患者との終末期に関する話し合いについて、小児科医を対象に、実施状況や態度に関する調査を行った。その結果、高校生については、話し合いをすべきという意見の一致がみられている一方で、中学生以下については、その是非をめぐり意見が分かれている状況が明らかとなった。 また、思春期および若年成人患者を対象に、そうした話し合いを行うことに関する意向を尋ねるインタビュー調査を行った。その結果、話し合いを行いたい患者からは、「治療選択のために必要な情報である」「残された時間の使い方を考えたい」といった意見が、行いたくない患者からは「希望がもてなくなる」「言われなくてもわかる」といった意見が得られた。
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