研究課題
若手研究(B)
「開かれた学校」という制度の導入がマイノリティとされる子どもの包摂に資するかどうか、その鍵を握るのは、教員と異なる立場にある非専門家スタッフによる「アドボカシー」であることが明らかとなった。「アドボカシー」とは子どもの意思の代弁と権利の擁護から構成されるもので、その遂行には非専門家スタッフ同士のネットワーキングが重要な役割を果たす。非専門家スタッフによる「アドボカシー」は時に学校への異議申し立てを伴うが、子どもの最善の利益を保障するためには異質な価値のぶつけ合いが必要となる。
教育学