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2017 年度 実績報告書

多文化国家オーストラリアにおける汎用的能力育成のための教育政策・実践に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26780471
研究機関北海道大学

研究代表者

青木 麻衣子  北海道大学, 国際連携機構, 准教授 (10545627)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード教育学 / 教育政策 / 汎用的能力 / ナショナル・カリキュラム / オーストラリア
研究実績の概要

本研究の目的は、近年各国でその育成の必要性が指摘されているリテラシーやICTスキル、問題解決能力等の汎用的なスキルが、多様な背景を持つ子ども達にどのように教えられ、評価されているのか、またそれが実際に子ども達の教育に従事する教員に求められる 資質・能力にどのような影響・変更をもたらしているのかを、多文化国家オーストラリアを事例に検討することである。具体的には、近年、教育成果の向上のために大規模な教育改革に取り組むクイーンズランド州を主たる対象として、2013年から各州で段階的に導入が進められているナショナル・カリキュラム(「オーストラリアン・カリキュラム」)の運用過程を、その柱の一つである「汎用的能 力(general capabilities)」の育成に注目して整理・分析・検討する。
平成29年度は、8月にクイーンズランド州ブリスベン、タウンズビル、トレス海峡島嶼地域木曜島を訪問し、州立図書館・大学図書館等で資料収集を行うとともに、関係者に聞き取り調査を行い、「オーストラリアン・カリキュラム」の実施状況についての情報のアップデートを行った。また、木曜島では初等学校にて授業見学も行った。平成30年3月には、ビクトリア州メルボルンを訪問し、「オーストラリアン・カリキュラム」の全国的な実施状況について、その開発に携わった研究者を中心に聞き取り調査を行った。
平成29年度は、これまでの研究の成果を、日本比較教育学会(6月、於東京大学)およびオセアニア教育学会(12月、於東京工業大学)の全国研究大会にて報告した。また、北海道大学教育学研究院紀要(平成30年6月刊行予定)にも論文を投稿した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] オーストラリア遠隔地における教員の採用・研修ートレス海峡島嶼地域を事例としてー2018

    • 著者名/発表者名
      青木麻衣子、伊井義人
    • 雑誌名

      北海道大学教育学研究院紀要

      巻: 131号 ページ: 印刷中

  • [学会発表] オーストラリア、クイーンズランド州におけるカリキュラム改革-北部先住民コミュニティへの影響を中心に2017

    • 著者名/発表者名
      青木麻衣子
    • 学会等名
      日本比較教育学会第53回大会
  • [学会発表] オーストラリア・トレス海峡島嶼地域における教員の採用・研修2017

    • 著者名/発表者名
      青木麻衣子・伊井義人
    • 学会等名
      オセアニア教育学会第21回大会

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公開日: 2018-12-17  

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