研究課題
若手研究(B)
外国にルーツをもつ若者たちが集まる活動や場への参与観察とインタビュー調査を通じて、彼ら彼女たちが経験する〈学校から仕事へ〉の移行における困難や差別の諸相と同時に、必要なネットワークや場づくりのプロセスについて明らかにした。同質性の強い職場環境や差異が語られない社会を生きるなかで、いっそう当事者が集まる契機や場の発生、つながりの希求が求められていた。そこでは協働的な営みを通じて共同性が立ち上がり、それぞれの当事者性を取り戻すための抵抗文化の創造や語りの(再)構築のプロセスが見られた。
教育社会学