研究課題/領域番号 |
26790006
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
湯川 博 名古屋大学, 工学研究科, 特任講師 (30634646)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 量子ドット / 幹細胞 / in vivoイメージング |
研究実績の概要 |
1000nm以上に蛍光を有するOTN-NIR量子ドットの開発に成功した。水溶性の付与も実現し、細胞培養液中において蛍光を発することを確認した。また、我々が開発した幹細胞ラベリング手法を導入することで、OTN-NIR量子ドットによる幹細胞ラベリングが可能であることを明らかにした。更に、OTN-NIR量子ドットラベル化幹細胞をマウスに移植することで、1000nm以上の蛍光を用いた移植幹細胞in vivo蛍光イメージングに成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初目標であった1000nm以上に蛍光波長を有するOTN-NIR量子ドットの開発に成功し、また幹細胞ラベリングにも成功した。更に、in vivoイメージング装置を用いてOTN-NIR量子ドットラベル化移植幹細胞in vivo蛍光イメージングにも実現しており、おおむね順調に進展させることが出来た。しかし、実験を担当していた学生が3か月間入院することになり、病態モデルにおけるin vivoイメージング結果の詳細な解析を一部残しており、本年度の延長期間に残した課題に取り組む心算である。
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今後の研究の推進方策 |
肝炎モデルマウスに対するOTN-NIR量子ドットラベル化移植幹細胞in vivo蛍光イメージングに取り組み、健常マウスと肝炎モデルマウスにおける肝臓への移植幹細胞の集積状況や割合の違いについて解析を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究に従事していた博士課程の学生が期間中に3か月ほど入院することになり、予定していた病態モデルマウスでのOTN-NIRラベル化移植幹細胞in vivoイメージングの研究計画の遂行に遅れが生じたため。
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次年度使用額の使用計画 |
病態モデルマウスを作成し、早々にも病態モデルマウス(肝不全モデルマウス)に対してOTN-NIRラベル化移植幹細胞in vivoイメージングを実施する予定である。また、得られたデータを解析し、治癒機構の解明に取り組む計画である。
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