研究課題
若手研究(B)
超臨界流体中の溶質-溶媒間相互作用を振動ラマン分光測定と理論解析で研究し,複数の系で引力・斥力エネルギーを定量的に解明した。超臨界流体にエステルやアルコールを混合すると溶質-溶媒間に強い引力相互作用が働き,サイト選択的な溶媒和が大きな引力エネルギーの発現の鍵であることを示した。超臨界流体を用いた,薄膜太陽電池の導電性高分子フィルムの作製法を検討した。高圧条件で導電性高分子フィルムの結晶性が増加し,太陽電池の電荷輸送方向に電荷移動度と電荷密度が増加することが明らかとなった。
物理化学、光物性、ナノサイエンス