研究課題
若手研究(B)
本研究では,2次元微小共振器を用いたサブミリサイズのレーザカオスデバイスを開発し,その物理乱数生成応用を検討した.主な成果は,次のとおりである.(1)光を周回遅延させる環状型2次元微小共振器を有するレーザデバイスを設計・試作し,周波数帯域が約1 GHzのレーザカオス信号の生成に成功した.(2) また,そのレーザカオス出力を0.78 GHzの間隔でサンプリングしたデータから生成したビット列がDiehardテストの全ての項目に合格することを示した.
光工学・光量子科学