研究課題/領域番号 |
26790070
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
大山 智子 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 量子ビーム応用研究センター, 研究員 (90717646)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 量子ビーム / 微細加工 / 機能化 / 医療・バイオデバイス |
研究実績の概要 |
研究中断期間:平成27年1月25日~平成28年3月31日 研究中断事由:産前産後休暇及び育児休業の取得
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成27年度は産前産後休暇及び育児休業の取得により進捗がなかった。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度より研究を再開し、これまでの研究で量子ビーム(高度に制御された各種放射線)照射によって創製した新規材料の応用と評価を行う。特に化学架橋ゼラチンハイドロゲルは、細胞毒性のある架橋剤を用いずに作製でき、体内や培養環境温度(37℃)でも安定に使用できるという優れた特徴を持っている。そのため、バイオ・製薬・再生医療等の研究分野への応用を目指し、軟組織培養に適した10-100 kPaの硬さのハイドロゲルを作製する。また、量子ビームを使って表面にマイクロ・ナノ形状を加工し、細胞接着性等の培養条件を制御できる機能性足場材料へ応用する。作製した足場材料を使った細胞培養試験を行うと同時に、化学的状態は顕微ラマン分光や走査型マイクロエリアX線光電子分光、形状や物性は走査型プローブ顕微鏡(SPM)を用いて分析し、材料全体として現れる物性と局所的な物性を比較することで、局所機能化の特性を解析・評価する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成27年度は産前産後休暇及び育児休業の取得により研究を中断していたため。
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次年度使用額の使用計画 |
平成27年度の未使用額を平成28年度へスライドして使用していく。
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