研究課題
若手研究(B)
非線形熱拡散方程式における特異性発生の機構についての研究を行った。特異性とは主に、解の値が無限大に発散する現象を指す。特異性には、個々の方程式が持つ特性が顕著に現れるため、特異性を調べることは方程式に潜む新たな現象や法則を解明することになる。本研究においては、主に空間次元が11次元など高次元の場合の特異性の発生について解析した。従来までの理論を拡張し、より広いクラスの非線形問題を扱うことで、これまでには見られなかった新しい特異性を持つ解をみつけた。
非線形偏微分方程式