研究課題
若手研究(B)
本研究では,頂点の除去や辺の縮約・追加によって支配数が減少するようなグラフについて考察し,ある意味での妥当性を持った一般化を与えた.その成果として,頂点除去について臨界的なグラフの直径の上界に関して,いくつかの既存の定理の一般化を与えることに成功した.また,多彩支配数と呼ばれる支配数の一般化について,その値が自明なものとなるための最大次数に関する最善な十分条件を与えることができた.その結果として,様々な問題において多彩支配数が有効に働く状況を把握できるようになった.
グラフ理論