研究課題
若手研究(B)
まず、母集団分布に正規分布を仮定してよいかを調べる問題について、高次元データに適用できる正規性の検定を多変量3次モーメントの推定量に基づき提案した。2つめの結果は、伝統的な2群の線形判別法について次元数が標本サイズより小さいが、共に大きい場合の推測論に基づくものである。2群の判別には2種類の誤判別が存在するがその確率は判別境界の位置に依存する。母集団に正規分布を仮定した場合に, 片方の誤判別の確率を事前に設定した水準となるようにするための判別境界点を与えた。
数理統計学