HSCサーベイの初期データの解析および関連するさまざまな研究を行い数多くの研究成果を得た。重力レンズ解析によりこれまでで最大の三次元質量地図を作成し、また質量地図よりこれまでで最大の質量で選ばれた銀河団サンプルを構築した。銀河団の数がプランク衛星の観測結果から期待されるものより少ないことがわかった。HSCサーベイで可視銀河団サンプルを赤方偏移1.1まで構築した。またハッブル宇宙望遠鏡をもちいた観測で重力レンズで増光されたこれまででもっとも遠方の単独の星を発見し、これがダークマターの性質に新しい制限を与えることがわかった。
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