標準模型の理論的問題である世代間階層性および強いCP問題を同時に解き、アクシオン暗黒物質を含む「フラクシオン模型」を提案した。この模型は、バリオン非対称性、ニュートリノ質量、インフレーションも同時に説明できる。 また、超対称性理論におけるニュートラリーノ暗黒物質のうち、特にヒッグス粒子(125GeV)やZボゾン(91GeV)のresonanceを通して対消滅する質量O(10GeV)の暗黒物質について、コライダー実験や直接検出実験での検証可能性を包括的に調べ、近い将来ほぼ全てのパラメータ領域において検証可能であることを定量的に示した。 その他、暗黒物質に関する様々な理論的研究を行った。
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