大面積化・長時間化を実現するための新型多段シフター(ローラー駆動方式)を考案し、試作機を三鷹光器社と製作した。動作・性能試験を進め、要求駆動再現性1ミクロンを切る良い駆動再現性が得られつつある。 2015年JAXA豪州気球実験において、多段シフターを導入し、ミリ秒オーダーに迫る時間分解能を達成し、将来的なパルサー位相ごとの偏光測定の展望を拓いた。 2014-2015、2016 年に、J-PARCニュートリノビーム照射実験T60に多段シフターを導入し、126.7 日にわたり秒レベルの時間分解能(時間分解数~10の6乗) を実現しつつあるとともに、INGRID 検出器とのハイブリッド解析を確立した。
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