研究課題
平成29年度は、まずこれまでに引き続きCCD駆動装置の改修・整備を進めた。昨年度発注したCCDが4月に納入され、撮像領域と蓄積領域を分けて転送できるようになったためフレーム転送駆動に関する変更を行った。電極数の増加、信号クロックの変更などが必要であった。また、あわせて読み出し部も改良も行った。これらの改修により蓄積領域をカバーすることで、シャッターを用いずに画像を取得することが可能となるが、カバーなどの治具の製作は完了せず今後の課題として残った。駆動、読み出し部の改修が完了したことにより電気回路系のデータを取得する準備はほぼ完了したことになる。今後データ取得を続け、新駆動方法の性能を評価を続ける予定である。データ解析のソフトウェアの整備については、主要な解析ソフトウェアはすでに準備が完了しているが、効率的に大量データを処理するための整備を進めた。今後はパイプライン処理をすることができ、系統的に処理することができる。ただし、ノイズレベルの評価などパラメータの微調整は今後の課題として残っている。実験装置の光源部としては、これまでは主に可視光LEDを利用したものを用いており、自由な時間幅、パターンで照射することに成功している。ただし、現状ではCCDの駆動部とは独立したクロックを使用しており、絶対時刻の評価には至っていない。相対的な時間幅のみで駆動の評価が可能ではあるが、今後共通したクロックを用いることで照射タイミングの較正を実施し、発展的な課題として絶対時刻についても評価を進める予定である。
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すべて 雑誌論文 (15件) (うち国際共著 14件、 オープンアクセス 3件、 査読あり 14件) 学会発表 (1件)
Journal of Astronomical Telescopes, Instruments, and Systems
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