研究課題
若手研究(B)
5-5ジメチルオキシルシフェリン水溶液の吸収スペクトルのpH依存性から、pKa=8の中性分子と陰イオンの2状態の吸収ピークをそれぞれ観測し、発光励起スペクトルからどちらの状態も陰イオンに対応する636nmの単一のピークで発光することを示した。発光タンパクに取り込ませた状態ではpH依存性は小さくなり、生物発光により近い592nmで光った。これはルシフェラーゼが作る環境が水中と異なるためであるものと考えられ、発光および吸収をプローブとして発光タンパク質が作る環境を調べる道筋が立った。
光物性